マットレス クリーニング方法

ベッドを清潔に保つ!マットレス クリーニングの方法

睡眠は人間の三大欲求の一つであり、人は人生のおよそ3分の1をベッドの上で過ごすと言われています。そんな場所だからこそ、マットレスの汚れや清潔感には気を遣いたいものです。しかしマットレスのクリーニングは、衣類のように洗濯機に入れてボタンを押せば完了、なんて訳にはいきません。ここでは、マットレスを綺麗に保つためのポイントとマットレス クリーニングの仕方についてお伝えしたいと思います。

 

1.マットレスの汚れの正体

 

マットレス汚れ

 

 

子どものおねしょやこぼしてしまった飲み物など、目に見える汚れはすぐにわかります。しかし、それ以外にもマットレスには汚れが存在します。マットレスは、寝ている間に出る私たちの汗を吸っています。汗には塩分や老廃物が含まれており、湿気や異臭の原因となるのです。また、私たちから出たフケや皮脂が、湿気と相まってダニやカビにとって最適な環境を作り上げてしまい、いつのまにかダニやカビが繁殖していたなんてこともあります。私たちが思っている以上に、マットレスは汚れているのです。

 

2.場合別、マットレスのクリーニング方法

 

 マットレスお手入れ

 

ここからは、マットレスの具体的なクリーニング方法についてお伝えしていきます。マットレスのクリーニングと聞くと大掛かりで面倒くさそうなイメージがありますが、意外と簡単にできるものです。汚れがついてから時間がたっていない方がクリーニングしやすいので、面倒くさがらずになるべく早く対処しましょう。

・飲み物をこぼしてしまった場合

 

マットレス クリーニング

 

コーヒーなどの飲み物やケチャップなどの色のついたものをこぼしてしまったときは、以下の手順でできるだけ早くクリーニングしましょう。放っておくと、シミになってしまいます。

①まずタオルを水で濡らし、しっかりと絞ります。

②汚れている部分を外側から内側に向けて優しく叩くように拭き取っていきます。汚れが取れにくい場合は、中性洗剤を水に混ぜて使用しても良いでしょう。

③マットレスに洗剤が残らないようしっかりと拭き取ったのちに、通気のよい場所で乾燥させます。

汗シミがついてしまった場合

汗や皮脂による汚れや黄ばみを取るときは、重曹を使いましょう。アルカリ性の重曹が、酸性の油汚れをきれいに落としてくれます。

①おしゃれ着用洗剤を水やお湯で手洗い濃度(パッケージの裏などに記載されています)に薄めて洗剤液を作ります。

②①の洗剤液にタオルを浸し、しっかりと絞ります。

③汚れている部分をタオルで外側から内側に向けて優しく叩くように拭き取っていきます。

④スプレーボトルに100mlの洗剤と重曹を1つまみ入れ、スプレーを作ります。できたスプレーを汚れに吹きかけます。

⑤マットレスについた洗剤液をしっかりと取り除きます。その後、タオルで水分も取り除きます。

⑥通気の良い場所で乾燥させましょう。

おねしょで濡らしてしまった場合

 

ベッドマットレス お手入れ

 

小さなお子様をお持ちの場合、マットレスをおねしょで濡らしてしまうことがよくあるのではないでしょうか。おねしょによる汚れはシミもさることながら、臭いも気になってしまいます。

そんなときは、クエン酸水を使いましょう。クエン酸水は、水100mlに対してクエン酸を小さじ1/2の割合で混ぜることで作ることができます。スプレーボトルに入れ、汚れに吹きかけられるようにしましょう。水周りの汚れを取ってくれるので、トイレや排水溝の掃除にも大活躍してくれます。

①タオルを押し当て、しっかり水分を取ります。

②クエン酸水をスプレーし、5分ほど置いておきましょう。

③再びタオルで水分を取ります。ドライヤーや扇風機で乾かしてもよいでしょう。

 

3.マットレスをクリーニングする際のポイント

 

マットレス クリーニング

 

マットレスをクリーニングするに当たって、注意すべきポイントがあります。

 

マットレスについたシミは叩いて落とす

布などでシミを取るときは、力任せにこすってはいけません。それでは汚れが広がってしまうだけです。また、マットレスの生地を傷めてしまう原因にもなります。力を入れず、軽く叩いて汚れを落とすのが正しいクリーニング方法です。

 

マットレスの耐熱温度に注意

ダニを死滅させるために、高温のアイロンやスチームの使うと良いという話をよく聞きます。しかし、マットレスは生地によって耐熱温度が異なるため、温度を誤ってしまうと生地を劣化させてしまいます。クリーニングの前に、マットレスの生地が高温に対応できるものかをしっかりと確認しておきましょう。

 

直射日光に当てて干さない

マットレスを乾燥させる際、気持ちが良いからとついつい日なたで干してしまいがちです。しかし、太陽の熱でマットレスが変色・変形してしまう可能性があります。室内の通気が良い場所で、壁に立てかけて干すようにしましょう。

 

4.日々の定期的なクリーニング方法

 

マットレス クリーニング

 

毎日使うマットレスは、日々のお手入れをすることで清潔に保つことができ、劣化を防ぐことができます。ここでは、定期的に行うべき日々のクリーニング方法をお伝えしていきましょう。

・掛け布団をめくる

マットレスにダニやカビが発生する一番の原因は、湿気です。マットレスに掛け布団がかかったままだと、寝ている間にかいた汗などによる湿気が逃げていかずこもってしまいます。その結果、ダニやカビが繁殖してしまうのです。毎朝掛け布団をめくり、通気性を良くしてあげましょう。たったこれだけでも、マットレスを清潔に保つことができます。

・一週間に一度ベッドシーツを洗濯する

 

 

マットレス以上に汚れやすいのが、ベッドシーツです。私たちの肌と直接触れており、垢やフケ、皮脂、汗、ホコリなど目に見えない汚れがたまっているのです。汚れたベッドシーツで寝ると肌荒れやニキビの原因になりますし、ダニも発生してしまいます。一週間に一回を目安に、ベッドシーツを洗濯するようにしましょう。また、洗濯する際は細かい汚れを部屋中にまき散らさないよう、ゆっくりとめくるようにしましょう。

・マットレスにたまった汚れには掃除機を使う

マットレスにたまった汚れは、掃除機で吸い取ってあげるのがおすすめです。一か月に一回程度を目安に、掃除機をかけるようにしましょう。特に頭の周りやマットレスの溝の部分は汚れがたまりやすいので、念入りに掃除するよう心がけて下さい。ベッド掃除用の専用ヘッドがあると最も良いのですが、無くてもかまいません。

・マットレスの向きを変える

マットレス ローテーション

マットレスをずっと同じ向きで使用していると、同じ部分にだけ負荷がかかり続けて変形してしまいます。マットレスの向きを変えたり裏返したりして負荷がかかる部分を変え、変形を防ぎましょう。また、マットレスを動かすことでたまっていた湿気を逃がす効果もあります。マットレスのローテーションは、3か月おきに以下のような順番で行うのが良いでしょう。

①頭部と足側を入れ替える

②表と裏をひっくり返す

③頭部と足側を入れ替える

④表と裏をひっくり返す

これで、一年ですべての面が一周し、均等に負荷がかかるようになります。回転させるだけの簡単な作業なので、ぜひやってみてください。

 

5.快適な睡眠はマットレスから

 

快眠マットレス

 

人間にとって睡眠はとても大切なものであり、睡眠の質は生活に大きな影響を与えます。そのため、マットレスを清潔な状態に保っておくことはとても重要なことなのです。マットレスの定期的なクリーニングと、汚れたときの素早い対処を心がけるようにしましょう。皆様が快適な睡眠をとれることを祈っています。